フェイキックに感じる不安と安全性
フェイキックは眼におこなう手術なので、その安全性について心配してしまう人も少なくありません。
ただ、治療法として確定しているということは、高い安全性があるということではあるのです。
安全性について気になる点について、下記にまとめてみました。
痛みはあるのか?
フェイキックの手術中は、麻酔を使用するので痛みに関してはほとんどないと言えます。
ただ、目を大きく開く必要があるので、何かが触れている感じや押されるなどの違和感を感じることがあります。
手術後、麻酔が切れてしまうと軽い痛みや異物感を感じることもありますが、これは個人差があるので一概に言う事はできません。
ただ、激痛といった心配するような痛みはほとんどないようです。
手術後にみられる症状は?
フェイキックの手術は、白内障と同じく安全な手術と言われています。
手術後に一時的な軽い痛みや異物感、しみる感じがしますが、それも数日で次第に治まってくるものとなります。
他にも、結膜下出血(白目の部分の出血)やぼやける感じがすることもありますが、これも2週間から1ヶ月ほどで治まるものとなります。
他に考えられることといえば、ごく稀ではありますが、眼圧が上昇したりレンズの固定位置がずれたりすることがあるようです。
また、細胞がレンズに付着することで、夜間ににじんで見えたりするといった合併症も。
こうした違和感を感じた場合は、すぐにかかりつけの医師に相談するようにします。
感染症の可能性は?
レンズを入れる際に切開するので、その部分が接着するまでの間に傷口から細菌が侵入してしまい、感染症を発症してしまうことも。
感染症予防としては、汚れた手で目を触らないようにむやみに目をこすったりしない、処方されている感染予防の為に抗生物質は指示されたとおりに服用する事が大事です。
眼が腫れる事はある?
手術中は、専用の器具で目を大きく開くので、術後は眼が腫れたように感じる事もあります。
ただ、これは気にする事でもなく、1日もすればきれいになくなります。
レンズがずれる事はある?
日常生活の中でレンズがずれる事はありませんが、外部から強い衝撃を受けるとずれたり外れてしまう事もあります。
見え方が急激に変わったら、すぐに手術した病院に連絡を。
再度入れなおす必要があります。
一生入れっぱなしで大丈夫?
フェイキックで使用する人口レンズは、白内障手術でも使われている同じ素材のもの。
耐久性や生体適合性では問題ないので、入れっぱなしで大丈夫。
ちなみに、ヨーロッパでは1986年から使用されています。
きちんと医師の説明を聞き、指示されたとおりにしていればトラブルが起こる可能性は低いものとなっています。
また、実際に10年以上入れっぱなしでトラブルらしき事も起こっていない人もいるので、安心して使える治療法といえるでしょう。
ただ、手術後は異変を感じやすいので、それに対しての知識は持っていたほうが適切な判断ができそうですね。